4月9日　日曜日　（晴れ時々曇り）

御殿場線岩波で、富士山と「あさぎり」を狙う。この春のダイヤ改正で湘南電車と呼ばれている115系が廃止になるせいか、そちらのファンの方も数多かった。変な雲が沸いてき始めたが、なんとか撮影できた。 一時曇り始めてきたので、東海大学近辺で桜と小田急ロマンスカーを撮る。天気はもうダメかと思いきやここから盛り返したので、今度は栢山付近へ。 精一杯撮影し、帰ることに。しかし東名高速は２０ＫＭの大渋滞。なんとかならないものか。嫌気がさす。

4月10日　月曜日　（雨）

ＪＲＰＳ担当の鉄道ダイヤ情報誌「デジタル写真塾」の原稿を仕上げる。 夕方は高円寺へ撮影に。雨が降っているので某ＲＪ社用の撮影にピッタリだと思ったからだ。今回は自分でイメージとコンセプトを決めさせてもらい、ページ構成を考えた。かつては特急のマークの企画（はるか昔）、そして新幹線イメージ（７年位前）に続き、自分の思い通りの撮影でページを創ってもらえるのは久しぶりだ。この日も雨にめげずに撮影した甲斐あって、良いイメージが撮れたと思う。しかしそれが使われるかどうかは、編集者のみぞ知るところ。 という訳で、事務所には夜になって到着。ナカイ達と別の絵本の改訂の件などについて打ち合わせる。

4月11日　火曜日　（雨）

明日から金沢で取材がある。そのため今日は移動日なのだが、雨が降っているのでもったいない。思わず東名高速菊川インターで降り、新幹線を撮影する。しかし思ったより雨が弱く、描いていたイメージとは少し違っていた。それでも夜まで粘り、新幹線の雨のイメージ写真を存分撮影する。しかし撮影というものはそう簡単にはいかないもの。この日もどうも納得がいかなかったが、明日は金沢なので、しぶしぶ諦めて移動することにした。 しかし寒かった。春とはいえ、雨が降りそれに濡れているとそんなにも寒いものか？！　寒くて風邪を引きそうなので、着替えて暖房を入れて金沢へ向かう。 この夜は物凄い強風だった。特に北陸道に入ってからは、風速２０Ｍの暴風雨。車が風に振られて危ないので、途中からギアを４駆に入れる。途中には木が倒れて道路に落っこちているなど、凄い風で運転が本当に怖かった。

4月12日　水曜日　（曇り）

今日からはＪＲのＪパング倶楽部の取材だ。北陸の小京都金沢で、加賀料理の撮影をする。金沢駅でライターさんと編集者さんと落ちあい、いざ取材開始。 今回は料亭の取材が多いので、結構緊張する。普段から料亭で芸者でもあげて遊んでいれば、このような緊張はなかったのだろうと後悔する。 ３件の料亭で「ごり」という魚の郷土料理を撮影した。「ごり押し」という言葉は、この魚を獲る方法からきたということだ。 しかし今日撮影したところは、どれもが金沢ではかなりの有名料亭。ちょっとやそっとでは行けるわけがない。ということで今日の取材を経験して、これからの夜の遊びは料亭なのだということを深く肝に銘じた。

4月13日　木曜日　（曇りのち雨）

今日も天気がいまいち。朝は金沢の台所、近江町市場に行き、浅野川の料亭街を撮影する。 それから大友楼という料亭で取材を。麩のお店も取材し、武家屋敷、寺町を撮影して終了。 せっかく金沢に来たので、おいしいものを食べようかと思った。そこで「弥助」にお鮨を食べに行く。予約もせずに飛び込みで行ったため、僅か1時間弱の楽しみだったが、優しいおやじさんは一見の僕に気さくに話しかけてくれた。もちろんお鮨は間違いなし。人柄も良ければ味も良いということか。さしずめ人柄が良くない僕は写真も良くないということなのだろうか！？

4月14日　金曜日　（雨）

北陸道福井県のＰＡで目が覚める。というか、目を覚まされる。トラッカーに窓を叩かれたからだ。僕が停めていたところと隣のトラックとの車幅が狭いらしく、後からくるトラックが通行できないためらしい。しかし冗談もはなはだしい。後から停めてきたトラックの停め方が悪いだけで、最初からＰＡに停めていた僕は悪くない。しかしトラッカーは変な仲間意識があるのか、明らかに非があるトラックよりも僕のほうに文句を言ってくる。イイ迷惑だ。この現象は運転しててもよくあることで、高速道路を走っていてトラック同士はお互い譲り合ったりするが、こと乗用車に関しては明らかに対応が違う。すべてのトラッカーがというわけではないが・・・ 帰りがけに、昨日失敗した雨の新幹線の撮影を掛川でおこなう。経費的には赤字で特に何も使う予定もないのだが、自分的に悔しかったのでもう一度トライした。

4月15日　土曜日　（曇り）

午前中は連載しているデジタルカメラマガジン社の原稿用に、データを現像する。 午後は某ＲＪ社のグラフ用の撮影。秋葉原、新橋、田町などに撮影に行くが、どうも今ひとつピンとこない。焦っていろいろな駅に降りて絵になるところを探す。すると幸いイイ感じなところを見つけた。夜が良さそうなので時間を潰すため、近くにあるビアバーに入る。と、ここも当たりで、おいしいビールをいただく。思わず調子に乗って、撮影前に５杯も飲んでしまった。 しかしその後の撮影も問題なし。今日は良い写真が撮れたと、自画自賛できる日となった。