2月5日　日曜日　（晴れのち曇り）

今日も３２１系の撮影だ。今日は荷物をコインロッカーに入れ、電車に乗り、高槻駅からはバスに乗って撮影に行く。こんな撮影は久しぶりで、思わずアマチュア時代にタイムスリップしたかのようだ。ちょっと楽しかった。バスを降り、とことこ歩いて撮影地を探す。 空は雲がところどころにあり、今日はどうしても失敗することができないので、気が気ではない。列車が来るときに曇ってくれないことを祈るばかりだ。１時間ほど待って、３２１系をやっとＧＥＴすることができた。途端に雲が広がり始め、帰りのバスに乗る頃には空は雲で真っ白になっていた。良かった。たまには神がかり的な幸運もあるものだ。 東京に帰り、夜は神楽坂「Ｙ」に行く。今宵は年末ジャンボ宝くじの当選発表会。今度こそは３億円！と毎回意気込んでいるのだが、今日も敢え無く敗退。しかも今までで最低配当となってしまった。

2月6日　月曜日　（曇りのち雪）

小学生時代からの親友が危篤だ。実は彼は１昨年前に胃がんを宣告され、以来病気と闘っていた。しかし夕方奥さんから電話が入り、今夜が山だという。すぐに電車を乗り継ぎ、羽田空港へ。しかし飛行機が速いというこの判断が、空港へ着いて間違っていたと認識させられることになる。なんと広島空港が雪で閉鎖されていたのだ。前便は欠航で、次の便も天候調査待ち。つくづくこの空港には裏切られる。今の場所に移動して良かったと思った試しがない。 ない知恵を振り絞って山口宇部空港に飛び、新幹線で広島へ。深夜病院に着いた。彼は峠を乗り切り、意識はないものの小康状態を保っていた。

2月7日　火曜日　（晴れ）

昨晩は徹夜で看病をし続けた。といっても傍にいてやることしかできない。自分の無力さを思い知った。 午後はウチの両親も見舞いに来てくれた。 夜、最終の「のぞみ」で東京へ帰った。

2月8日　水曜日　（曇り）

事務所でヤマケイ用に駅弁の写真を撮る。四国取材時に駅弁屋に何度も電話を掛けていたのだが、一向に連絡が取れなかった。昨日の電話でやっとつながり、駅弁を宅配で事務所に送ってもらうことに成功した。聞くと、1月は一ケ月もの間休んでいたのだという。どうりで連絡がつかないわけだ。 午後は新しい絵本のために、ＪＲ東日本新潟支社に取材申請をする。 夜、大学時代の先輩と、２年前キヤノンの広告用に写真を撮ってもらったカメラマンと３人で飲む。実は先輩とこのカメラマンが高校時代の同級生で、奇妙なトライアングルが出来上がっていた。新宿ゴールデン街まで行き、明け方近くまで飲み明かす。

2月9日　木曜日　（晴れ）

二日酔いだ。久々に二日酔いだ。 のそのそと起きあがり、パソコンに向かう。事務所に来た年賀状の返事を書くためだ。遅くなってしまったが、寒中見舞いとして葉書をプリントアウトする。 午後に出社。これとしてやることもなく、近頃バイトで事務所に来ているＭ上君と夕方早々に神楽坂「Ｙ」へ。Ｍ上君はまだ学生なので、ウーロン茶で乾杯をする。しかしそれにしてもさっきまで二日酔いだったのにまた飲むなんて、こんなことでいいのか友也！ 結局武蔵小金井まで電車を乗り過ごしてしまい、タクシーで帰るハメに。無駄な出費の典型的な例だった。

2月10日　金曜日　（晴れ）

午前中は昨日の続きで、ひたすら寒中見舞い書き。おかげでやっと全部出し終えた。 夕方はＹ田君が事務所に顔を出す。ハンディキャプを負っている彼だが、前向きに生き、真面目に仕事をして、鉄道写真を愛している。この日も様々な作品を持ってきて見せてくれた。 夜は東京新聞社のカメラマンと秋葉原へ行く。「萌えパブ」に初めて行ってみた。 それから上野の焼肉屋に行き、ジンロで乾杯をする。

2月11日　土曜日　（晴れ）

今日は久々スノボに行く。神楽坂「Ｙ」のメンバーと一緒だ。 僕は真島事務所の頃からタヌキの格好をして滑っている。あまりに悔しいため、ナカイも同じものを買ったほどだ。 この日もバーボン片手にタヌキがゲレンデを滑りまくる。しかしハプニングが生じて、状況は一転した。瓶のボトルの栓をリフトから落としてしまったのだ。仕方なく残りを一気に飲まなくてはいけなくなり、これが酔いを誘った。自分が一体どこにいるのか分からなくなってしまい、危うく遭難しかけたのだ。幸い「Ｙ」の面子の1人に会うことができ、なんとか帰還できた。もっともどうやって宿まで帰ってきたのかは、全く覚えていない。