峯坂和彦 氏の作品


作品1



「フラノラベンダーEXP」
カメラ  コニカミノルタ αSweetデジタル
レンズ  400oF4.5G
シャッター速度  1/400
絞り   f5.0
感度  ISO200
場所  函館本線 豊幌〜江別間

日没真近に前面を強調して撮ってみました。



素晴らしい作品です。多少アンダー目ですが、僕はこのくらいの露出でも良いと思います。
ただ次回狙うときは、気動車はやはり非電化区間で撮ってあげたいですね。








作品2



「711系」
カメラ  コニカミノルタ αSweetデジタル
レンズ  28〜75oF2.8D
シャッター速度  1/500
絞り   f3.2
感度  ISO100
場所  函館本線 納内〜深川間

斜陽の中の菜の花が綺麗だったので撮影してみました。



こちらはきれいな菜の花畑ですね。菜の花にピントを合わせて列車をアウトフォーカスにしているのも、心憎い演出です。
しかし菜の花に合わせたピント面が今ひとつハッキリしていないため、どこにピントが合っているのか分からなくなっているのが難点です。このような場合は、2〜3本ほど目立つ菜の花にフォーカスを合わせ、ピント面をハッキリさせることが大事です。













作品3



「731系」
カメラ  コニカミノルタ α7デジタル
レンズ  400oF4.5G
シャッター速度  1/250
絞り   開放
感度  ISO800
場所  千歳線 島松〜北広島間

どうしても「731系」同士のすれ違いを撮影したかったので丸1日粘ってこの1枚だけでした…。日も暮れて、雨も降り出したので露出がギリギリでした。



この作品も文句のつけようがありません。すれ違いを撮るということ自体、大変難しく根気のいる作業です。しかも夕暮れに雨まで降り出してしまったとのこと。またそれがより一層この作品の臨場感を高めています。
編成写真としての構図も何の問題もなく、お手本のような絵作りになっています。
日暮れまで粘った努力が見事に実った、本当に素晴らしい作品だと思います。





      






総評 技術的にも感性的にもかなり高度な作品を拝見させていただき、逆に僕も感化されました。鉄道雑誌などの写真コンテスト等でも、充分上を狙える実力を兼ね備えていると思います。ただただ絶賛するばかりで、何も言うことはないくらいです。素晴らしい作品でした。