工藤岳郎　氏の作品

作品１

今年の4月に苫米地～北高岩間で撮影したものです。ED75の迫力あるシーンを撮りたくて300mm（デジカメなので450mm相当）で撮影してみました。

これは大変素晴らしい作品ですね。
編成写真という意味ですと貨物列車の側面がもっと見えていないとならないのですが、それを補って余りあるほどの機関車の迫力が感じられます。
ですが欲を言えば、もう少しカメラアングルを左からにした方が良かったかも知れませんね。機関車の迫力はあるのですが、その分貨車のインパクトが感じられなくなっています。
ただ横に行けばいくほど迫力はどんどんなくなっていってしまいます。ギリギリのラインを探す事が重要ですね。

作品２

昨年の8月に千曳駅下りホームから上りの貨物を撮影。ちょうど機関車のすぐ後ろのコンテナが無かったので、後ろから撮ってみました。自分でも面白い写真だと思いますが…。
まずこの作品でネックなのは、画面右のスペースに空きがあるということですね。あと機関車に掛かった架線の影が気になります。これらを排除すると、下図のようになるのではないでしょうか。このような構図ですと思い切って機関車を切った方が、迫力ある写真になると思います。

総評	望遠レンズで迫力を出す写真がお好きだと見受けられた工藤さんは、基本ができていますね。あとはそれを応用するだけです。様々な状況でカメラを構え、考え、色々なトライをしてみてください。柔軟で豊かな発想も必要ですね。また傑作が撮れましたら是非お送りください。