７月18日（晴れのち雨）

午後から山形新幹線「つばさ」に乗って新庄へ向かう。最近はどういうわけだか西日本と山形によく来ることが多い。 某ＲＪ誌のＴ誌とクボタと出会い、明日の晴天と「ＳＬもがみ号」の運転を祈って乾杯をする。途中クボタの携帯に共通の知り合いからのメールが入り、なんだか訳の分からないうちに変な顔大会になってしまった。こうなると負けるわけには行かない。顔にビールをぶっかけて、きざんだパセリとレモンを貼り付け、唐辛子の入れ物をくわえ・・・・

7月19日（曇時々雨）

今回の豪雨は新潟や福井などで集中的に降り、各地に甚大な被害を与えた。僕が今ここにいることを考えると、間接的ではあるがその被害者の一種だ。 幸いひどかった雨も今日は止んでいる。早々にホテルを出て、陸羽西線の超有名ポイント古口〜高屋間に急ぐ。列車通過までまだ2時間以上あるが、すでに一人のファンの方が陣取っていた。しかしながら今回の豪雨の影響か、思いのほかファンの人数が少ない。 と思ったのもつかの間、その後どんどんカメラを持った人が現れて、陸橋の上は結構の人数になっていった。 目当てのＳＬは、今回同乗取材しているクボタが事前に運転手に撮影ポイントで煙を吐いてもらうように頼んでおいてもらった甲斐あって、爆煙をあげてやってきた。その後追っかけて清川駅の発車をＧＥＴ。 しかし上り列車は登り坂だというのに煙スカスカでやってきたため、到底誌面には使えそうになかった。

7月20日（晴れ）

今日の東京の最高気温はなんと39.5℃。こんな暑さでは当然食欲もわかない。幸い最近事務所近くに讃岐うどんのチェーン店「はなまる」ができたので、早速行ってみた。 注文の仕方がよく分からず適当に頼むと、やはり思ったのとは違うものが出てきた。麺は腰があるのかただ硬いだけなのか分からないが、家賃などを考慮してもこの値段にしてはまずまずではないだろうか。店内はファーストフード感覚らしく、若い子やサラリーマンで結構混雑していた。 午後になると昨日の「ＳＬもがみ号」のテスト撮影が仕上がってきた。それを見て愕然とした。クボタが「車にたくさんフィルムがあるのでいくらでも使ってください」と言ったので、プロパックの箱にあったフィルムを使ったのだが、なんとそのフィルムはクボタが前日に陸羽西線を撮って一度巻き戻していたものだったのだ！　なので当然仕上がってきたフィルムには、クボタが撮影した陸羽西線とＳＬもがみ号がバッチリ多重露光されていた。慌ててクボタに電話する。聞くところによると、陸羽西線は10コマくらいしか撮影していないらしいのだが、ＳＬの一番良いカットとかぶっている可能性は十分ある。しかしもう悩んでいても仕方がないので、本番指示をしてフィルムを現像することにした。後は運を天に任せるしかない。

7月21日（晴れ）

午前中はＫ川書店に先週の撮影分を納品する。 午後は成美堂書店から出る絵本の新企画の写真をセレクトする。 しかし夕方、東京中日新聞のカメラマンＫ氏が事務所にやってきた。丁寧にもビールを手土産にきてくれたので、早速みんなで乾杯をすることに。普段僕が事務所で酒を飲んでいるといつも真面目ぶって注意するマツモトだが、この日は一緒になって飲んでいた。もうこれで同罪だ。今後はマツモトの小言を気にせず飲める。

7月22日（晴れのち曇り）

今日も朝から新絵本の写真のセレクト。途中打ち合わせなどが入るが、ほとんど夕方まで続いた。 今夜はテレビ東京系「ＴＶチャンピオン」の放映日だ。今日のテーマは「地下鉄」。実は僕はこの番組に出演する予定だったのだが、仕事やその他諸事情から出演を断った経緯があった。なので今夜のこの番組はかなり興味があった。もし出演していたらそこそこは行けていただろう、と勝手に思いながら録画したＴＶを見た。

7月23日（晴れ時々曇り）

今日も絵本の写真セレクト。ナカイは撮影に出かけ、マツモトもアシスタントで付いて行ったので、事務所は僕一人なる。だがこの日は電話が鳴りっぱなしで、セレクトどころではなかった。中でも気になったのが、ＪＲ西日本の会社案内の追加撮影が出たことだ。恐らく来週半ばにはまたまた大阪に行かなくてはならなくなりそうだ。 夕方、編プロへセレクトした写真を持っていき、絵本の構成の打ち合わせをする。その中で、ウチにストックがない写真は撮影しなければならず、ＪＲ西日本の撮影も含めて結局またまたタイトなロケが続きそうだ。

7月24日（晴れのち曇り））

今日は事務所で１日中絵本の構成を練る。どの車両を載せればいいか調べ、その中でストックがない写真はどれかを割り出し、撮影しなければいけない車両を打ち出していく。各鉄道会社のホームページを見ながら考えるが、結構一般のファンの方のサイトがいろいろな車両や情報が載っていて大変参考になった。こうして調べてみると意外に撮影するものが多くなり、僕一人短期間では到底撮りきれそうにない。またみんなで大阪に行くとするか。