3月7日(晴れ)

デリカのカーステの調子が悪い。買って1年も経っていないのにMDが全く聞けなくなってしまった。保証書を持って、オートバックスに修理に出した。取り外したので車では何も聞けなくなってしまったが、九州へは飛行機で行くことにしたし、しばらくデリカは使わなさそうなのでちょうど良かった。
夕方、一昨日行われたサッカーU22、対UAE戦の試合を見た。試合当日はスノボから帰ってそのまま飲みに行ったので、DVDに録画しておいたのだ。日本は序盤から苦しみ苦しんで、なんと後半終盤に貴重な1点をもぎ取った。思わず叫んでしまい、涙があふれた。その後、2点目を入れて日本はUAEに勝利した。試合後山本監督も涙で喉を詰まらせていたが、日本中のみんながそんな気持ちだっただろうと勝手に推測している。それぐらいいい試合だった。






3月8日(晴れ)

朝一、湯島でビックサイトのセミナーの打ち合わせをする。今週半ばに九州に取材に行くので、それまでに素材用の写真をピックアップしなくてはならない。事務所に帰って早速荒選びにかかった。進行中の絵本も大詰めだ。特急車両の形式チェックなどの細かいところでミスが発覚。各JRの広報や運転所に連絡をして、確認を急ぐ。そんな状況を見てクボタが一言。「そおっすよ、こないだの改正でその形式が増えたんスよ」などと、とぼけたことを言っている。「なんだよ、知ってんだったら校正したときに言えよ!」と怒ると、「いや、良く見てなかったもんで・・・」だって。
全くそれじゃお前は一体何を校正してたんだよ!






3月9日(晴れ)

午前中にお客さんが来た。K談社の雑誌「Oブラ」編集者で、江の電の写真を借りたいらしい。電話は昨日クボタが受けてマツモトに伝えていたらしいのだが、何やらマツモトの鼻息が荒い。憤慨している訳を聞けば、クボタは「多分K通新聞社の人で、誰だか名前も聞いてなく、何の写真を借りに来るのかもわかりませんが、とりあえずお願いします」と言っていたらしい。わかっていたのは11時に女性のお客さんが来ると言う事だけ。会社名も聞き間違えていて、最初の2文字の「コウ」しか合っていない。「まったく電話番も出来ないのか、アイツは!」と怒るマツモト。ごもっともな意見だ。






3月10日(晴れ)

午前中は自宅でセミナー用の写真をセレクトする。今回はプライベートのことも話してくれということなので、いつものHPの撮影日記用の写真も少し加えておいた。
今回は前回と趣向を変えて、風景写真やイメージ写真に重点を置き、一つ一つの作品についてじっくり解説して行こうと思っている。
午後事務所に行き、雑務をこなす。
夕方絵本の色校が出たらしく、編プロの人が持ってきてくれた。戻しは明日ということだ。九州行きを前にやることが増え、だんだん忙しくなってきた。結局事務所を出たのは日付が変わってからだった。
おなかも空いたし仕方がないので「Kやぎ」に行ってしまった。






3月11日(晴れのち曇り)

今日は慌ただしい1日になった。午前中セミナーの準備。午後は「スーパービュー踊り子」の撮影をする。事務所にとんぼ返りで絵本の色校の最終チェック。中井と九州の取材の打ち合わせ後、編プロに行って絵本の最後の校正だ。夜遅くに事務所に戻り、やり残したセミナーの準備。終電1本前までかかってやっと写真を選びきる。
家に帰って、セミナー用デジカメ写真をセレクトし終えてROMに落とし、九州取材の準備が終わる頃にはもう夜が明けていた。寝不足が続く。






3月12日(晴れのち雨)

ここ何日か睡眠不足のため、かなり眠い。
お昼前に事務所に行き、九州取材の用意とセミナーの準備を終える。午後上野駅で「カシオペア」を撮影した後、羽田空港へ。夜博多に着いて、深夜RJ社用に最終「つばめ」の博多到着を撮影する。TVも来ていたし、ファンも数名見かけた。「つばめ」はもう明日のダイヤ改正を控えて、すでに「リレーつばめ」というロゴが車体に入っていた。
明日からは種村直樹氏と九州新幹線「つばめ」の取材だ。氏とは久しぶりの取材なので楽しみだ。このまま中洲に行きたいところだが、明朝も早いので今宵はおとなしくもう寝よう。






3月13日(晴れ)

早朝の博多駅。ダイヤ改正初日とあって、博多駅は結構混雑していた。
「リレーつばめ」もほぼ満席状態。こういう日は乗客もファンが多くてお祭り気分なので、同乗取材は比較的やりやすい。実際声をかけて許可をもらうと、RJの読者もかなりいた。
新八代からはいよいよ九州新幹線「つばめ」1号の取材だ。しかしこちらの取材は簡単にはいかなかった。なにせ乗ってから終点に着くまでに34分しかない上、その区間の半分以上がトンネルなのだ。思った通りトンネルに入ったり出たりで露出はコロコロ変わるし、車内は満席でごった返してるしで、あっという間に鹿児島中央駅に到着してしまった。おそらくジャーナル誌上最短の列車追跡ではないだろうか。その後は種村氏と各駅に降りてそれぞれの駅をチェックしていく。途中ではぐれてしまったが、夕方5時半に新八代で無事取材終了。荷物が多く、たくさん歩かなければいけなかったので、非常に疲れた。
八代でレンタカーを借りて、人吉のホテルに泊まる。夕食を食べようとホテルの人にお店を聞いたが、行ってみるとなんだか店構えがどうも気に入らない。しばらく歩いてお店を物色し、厳選して選んだ料理屋が大当たり。球磨焼酎を飲みながら、おいしいつまみを食べさせてもらった。
ひょんな事から隣に座っていた常連客のおばさまに、近所のスナックに連れてってもらうことに。SMAPを歌いウイスキーのロックを飲んでいたが、最近の疲労のせいか眠くなってきた。お代はいいと言われたので、御礼を述べてお先に失礼させていただく事にした。
なんだかこういう経験をすることが、僕は多いような気がする。