3月1日(雨時々雪のち曇り)

朝一、K談社御用達の現像所へ昨日のフィルムを出しに行く。リバーサルならいつものクリエイトなのだが、今回はモノクロでの撮影だったため、K談社近くの写真屋さんにお願いする。最初は現像・ベタで午後5時上がり、キャビネ紙焼きで明日のお昼と言われた。それでは話にならず間に合わないので、「K談社の週刊現代ですが・・・」とお願いすると、現ベタ午後2時、キャビネ紙焼きが午後5時上がりになった。なんだ、頼めばできるんじゃん! K談社の力がすごいのか、一般客が馬鹿にされているのか・・・ なんだかわからなくなった。ま、ラボなんてどこもそんなもんだ。
事務所ではナカイが風邪をひいてしまい、ゴホゴホと咳をしていた。昨年みんなにうつしまくり、事務所が維持不能状態にまで陥った経験から、今日はマスクをしていた。が、かなり体調は悪そうだ。
マツモトはと言えば、この日記に相当不満があるらしい。どうやら先日の「カロリー」に昼食を食べに行った際の表現が間違っているという。詳しく聞くと本人曰く、僕にもらったカレーライスを全部平らげたのではなく、ルーだけを平らげたのだという。そんなの僕に言わせれば50歩51歩だ。
でもその場ではマツモトに丁寧に謝っておいた。なぜなら今日、会社で社員みんなに掛けた生命保険の審査をパスしたという葉書が保険会社から届いていたからだ。
やはりマツモトの前を歩くのは危険なので控えた方が良さそうだ。






3月2日(曇り)

朝からJR西日本のHP用の写真をセレクトする。昨日大量のリストが届き、みんなで四苦八苦してスリーブから探す。
午後は念願の抜鋼(糸ではなくホッチキスなのでこう呼ぶらしい)だ。ハサミの先がちょっと変わっているような道具でホッチキスをはずしていく。興味深そうに見ていると先生が、「やってみますか?」と言ったので喜んでやってみた。セルフで抜鋼する人はどうやら僕が初めてだったらしい。その様子を見た看護師さんがビックリしていた。
事務所に戻ると風邪をひいたナカイが床に寝袋を敷いて寝ていた。
夕飯を食べにナカイとクボタと居酒屋「甘太郎」に行った。目指すは、しゃぶしゃぶ食べ放題。BSE問題の中やっているのかどうか不安だったが、バリバリやっていた。しかも店員に聞くと、「アメリカ牛です」とさらりと言う。このご時世に、チャレンジャーだなと感心する。カチカチに凍った肉を鍋に入れていて、ふと思った。食べる俺たちがチャレンジャー!?






3月3日(曇り)

ナカイは風邪をこじらせて事務所を休んだ。調べてみると昨年も同じ時期にインフルエンザで休んでいる。まるで「ナカイの風邪の日」という年間の行事のようだ。
夕方、JR西日本広報のT氏が事務所を訪ねてきた。別件で東京に来たので、ついでに事務所に寄って昨日のリストの写真を借りて行くという。
写真の用事はとっとと済まし、急いで神楽坂の「Y」に向かう。芋焼酎を飲みながら、桜鍋をつつく。T氏は明日京都でTVロケの立会いがあるらしく今夜の新幹線で大阪に帰らなければいけないはずなのだが、二人で飲みまくっていると、「ムーンライトながら」でもいいか! という話になった。さらにはどういう訳か、吉祥寺で飲みなおそうという話でまとまり、朝一の新幹線で直接京都に向かうということになった。どうやらT氏は僕と同じタイプの人間らしい。
早速タクシーで吉祥寺に向かう。飛び込みでホテルを見つけ、いざ街へ・・・・
気がつけば、僕は携帯電話をなくしていた・・・






3月4日(曇りのち雪)

朝5時過ぎにマツモトから電話が入る。こんな時間になんなんだ? そうだ、今日明日と事務所の前期社員旅行だった。みんなで苗場へスキーに行くのだった。
関越道三芳PAでナカイやクボタと待ち合わせ、車2台で苗場プリンスホテルを目指す。
苗場はあいにくの雪模様だったが、クボタはスキー、ナカイはファンスキー、僕はスノボでガンガン滑る。
調子に乗って上級者コースのコブコブ斜面にチャレンジするのだが、これがいけなかった。一昨日抜鋼したばかりの傷口が開いてしまったのだ\(^o^)/
ホレ見たことか と事務所のみんなにバカにされた。






3月5日(晴れ)

ゲレンデは昨日とうって変わって、雲ひとつない大快晴。が、僕は足の傷口が開いてしまったので、今日はスノボ自粛・・・  超つまんない。
幸い(?)進行中の絵本の校正を今日戻さなくてはいけなかったので、一人車の中で校正紙と時刻表とニラメッコ。は〜、悲しい。自然と酒量も進んでいく。
他の社員は楽しんだ社員旅行も終わり岐路に着くが、社長がこんな状態なのに社員のマツモトは運転したがらない。ほんとひどいやつだ。さすがに足が痛くてクラッチが踏みづらく、早々に無理やりマツモトと交代する。
後は後部席でひたすら飲む。全く何をしに行ったのかわからない社員旅行だった。後期社員旅行は危険が伴わないところに行こうと、一人で心に誓った。






3月6日(晴れ)

午前中に池袋のサンシャインシティでやっているIPPF国際プロフォトフェアに顔を出す。キヤノン1D−MarkUが目当てだ。価格も¥50〜60万らしく、大分下がってきた。
富士フィルムのブースに行くと、JRPSでお世話になっているT氏がいた。一緒にお昼ご飯を食べて、サンシャインを後にして事務所に行く。
午後はJRPS(日本鉄道写真作家協会)の理事会だ。今僕はこの会の副会長をしている。昨年の総会の人事でそう決まったのだが、一体副会長の仕事って何だ? この日の理事会は特に紛糾もせず、極めてスムーズに終わった。
その後は出席者で居酒屋へ。僕はここからが本当の理事会だと思っている。当然それだけでは物足りないのでケッケ会長、イノイ事業理事と共に、新宿の歌舞伎町へと消えていった。