6月25日　日曜日　（雨）

早朝起きて、岡山を目指す。山陽新幹線のスリット写真を撮らなければいけないからだ。岡山〜相生間でスリットが撮れそうな場所を探す。新幹線は基本的に防音壁があり通信線が張ってあるので、きれいに側面が見える場所は数少ない。ロケハンに半日以上費やしたが、絶好といえる場所はついに見つからなかった。それでも撮影しなければいけないので、とりあえずスピードガンでやってくる列車の速度を測り、モノクロフィルムで撮影して現像してみる。しかしこの区間は500系と「こだま」は2時間に1本しか来ないので、とても効率が悪い。 夕方、三菱のディーラーへデリカを修理に出しにいく。ベルトの異音がするのと、エアコンが効かなくなっているからだ。ショールームで仕事をして待っていたが、結局どちらもすぐには直らないという。ベルトはともかく、この時期にエアコンが効かないというのは、かなり痛い。ついに家でも車でも、クーラーとは無縁の生活になってしまった。まるで江戸時代に生きているみたいだ。 いつもの鵜飼谷温泉で汗を流し、吉井川河川敷で眠る。

6月26日　月曜日　（雨のち曇り）

朝から大雨が降っている。ＴＶを見ていると、雨の影響で瀬戸大橋線や吉備線は不通になっているという。それほど凄い雨が降っている。 午後になり雨は止み、少し空が明るくなってきた。ここぞとばかりにスリットを撮りにいく。しかしすぐにまた雨が降り始めた。ありゃりゃ、だめだこりゃ。思わず500系をバックにトホホ・・・ 昨日三菱から電話があり、ベルトの異音だけは直してくれるという。変な話なのだが、純正のベルトをつけるとダメだということなのだ。なぜそんなことになったのか、原因は分からないらしい。とりあえず他社のベルトを入荷してもらったので、夕方再びディーラーを訪れる。 明日はＧＴＹなので、とりあえず今回は帰らなくてはいけない。がんばって走ったのだがついにめんどくさくなり、静岡県遠州豊田ＰＡで眠ることに。

6月27日　火曜日　（曇り）

早起きして、なんとか東京のラッシュ前に帰る。しばし自宅で仮眠。 事務所に行き、カメラ雑誌「Ｔ写真」の原稿を書く。夕方、他のカメラ雑誌の原稿の打ち合わせに行く。今回はソニー「α１００」とペンタックス「Ｋ１００Ｄ」のカメラレビューを仰せつかった。次はＫ通新聞社で新企画の打ち合わせと「Ｊパング倶楽部」の納品を済ます。 夜はＧＴＹ。なんと早いもので、ついに今日の講座がラストとなった。涙、涙で明け暮れる中、校内でみんなで記念写真を撮る。大学の職員さんにシャッターを押してもらったのだが、我らのあまりのはしゃぎぶりに、「まだ他の教室は授業中ですから静かにしてください」とたしなめられる場面も。つたない講義だったと思うが、皆さんさえ良ければ是非後期もやりたいものだ。

6月28日　水曜日　（曇り）

なぜだか朝事務所で目を覚ます。 ＪＲ九州のカレンダー用に写真を再セレクトする。ウチの事務所はすべて写真がマウントされて整理されているのではなく、撮ったまんまのスリーブの状態で眠っていることも多い。そのため九州に行ったときのあらゆるスリーブを引っ張り出し、カレンダーに使える写真がないかどうかチェックしなくてはいけない。ちゃんとファイルにマウントされているとセレクト作業も楽なのだが、こんな状態なので結構時間がかかる。こんなときいつも、整理しておけば良かったと後悔するのだが、なかなかそうはいかない。飲んでる時間はあるのだが、写真を整理する時間はないというのが実情だ！？

6月29日　木曜日　（曇り）

おとといまで撮っていたスリット写真をチェック＆整理する。「しらさぎ」と「レールスター」は良かったが、「0系」と「100系」が失敗していた。また撮りにいかなければ・・・　とほほ。 昼食後、とたんに眠気が襲ってきた。ものすごく眠い。とても事務所までたどり着けず、近くのコモンスペースのベンチに寝っ転がって仮眠をとる。どれくらい眠っただろうか、事務所に帰るとマツモトが「どこまで昼食を食べに行ってたんですか？」と心配していた。眠くなったからその辺で寝てたというと、怒りも見せずにあきれてた。ごもっともだ。 夜は東京駅を撮影に行く。赤レンガの駅舎は、夜見るとよりいっそう立派に見える。

6月30日　金曜日　（曇りときどき晴れ）

ついに我がレイルマンフォトオフィスも映像の分野へ進出することになった。とりあえず来年春に鉄道のビデオを出すことが決まった。不安はあるが、楽しみだ。 午後は浜松町の小便小僧を撮影する。この日の彼のいでたちは、大きなひまわりのアップリケがついたオレンジのＴシャツに麦わら帽子。小脇にひまわりの花をかかえ、とても夏っぽい。撮影していると、何人かの人も写真を撮りに来ていた。 夜は以前からウチに出入りしているファンの子が事務所に来た。僕にはプレミアムモルツ、ナカイにはチョコレートをお土産として持参してきた。ツボを押さえた行為に二人ともすっかり上機嫌になる。