1月22日　日曜日　（晴れ）

都会の雪の残り様とは比べ物にならないほど、大井松田付近の雪は溶けまくっていた。これではとても絵にならない。 自宅でヤマケイ「山陽・四国」の写真のチェックをする。やっと半分以上終わっただろうか。目と肩が非常に疲れる。 夜はお好み焼きを作った。広島出身の僕は、お好み焼きが大好きだ。もんじゃでもなく関西みたく混ぜるやつでもない、そばかうどんが入った、いわゆる東京で「広島風」というやつだ。しかし広島出身の人は「広島風」という呼ばれるのを極端に嫌がる。広島ではお好み焼きといえば「広島風」のことで、さすがにそれをわざわざ「広島風お好み焼き」とは呼ばず、お好み焼きといえばそれが当たり前だからだ。 この日は頑張って計２２人分作り、食べる以外は冷凍庫に保存する。おかげで冷凍庫が一杯になってしまった。

1月23日　月曜日　（晴れ）

ひと通りポジのチェックが終わった。今日は事務所にある「山陽四国」用のストックフォトのセレクトをする。今回撮り降ろしした写真だけでは秋、冬と限定されてしまうため、１冊の書籍の内容としては季節感が物足りなくなってしまうからだ。幸い中国、四国地方へは春は良く行くので、ある程度季節感は出すことが出来ると思う。しかしストック用にすべてマウントされてファイリングされているわけではなく、未整理のままスリーブの状態で放置されていることも多い。その場合は１本１本スリーブを見てチェック、カット、マウントという作業をしなくてはならないため、非常に時間がかかる。 午後、ライターのＭ好さんが来社。来週の伯備線その他の取材について打ち合わせをする。

1月24日　火曜日　（晴れ）

今日はＪＲＰＳ展の当番で、銀座にある富士フォトサロンに行く。 日本鉄道写真作家協会（ＪＲＰＳ）では、第5回日本鉄道写真作家協会写真展を1月20日から26日までの間、富士フォトサロンで行なっている。今回は「蒸気機関車・汽車が走る風景」とタイトルを打ち、今現在走っている復活した蒸気機関車の写真を６０点ほど展示している。ほとんどが全倍の大きさなので、迫力も充分だ。この日はパーティーに来られなかった方を中心に、一般、関係者など様々な方が訪れてくれた。 こういう写真展をやると、そろそろレイルマンの第２回写真展をやってもいいな、と実感する。そろそろ本格的に考える時期だ。 夜は日光取材の画像処理をする。

1月25日　水曜日　（曇り）

午前中の新幹線で大阪へ行く。明日、ＪＲ西日本会社案内の追加撮影がある上、いよいよ山と渓谷社「ゆったり鉄道の旅　山陽・四国」の納品に伺うからだ。そのためカメラ機材、三脚、パソコン、スリーブの束、おまけにストック写真と、この上ない大荷物での移動となった。 なか卯で昼食を取り、13時にヤマケイ大阪支局へ。ここで今まで撮った大量のスリーブを説明しながらの編集者のチェックが始まった。途中からはライターのＨ原氏も加わっての作業となる。 ざっと写真を見終えたのが夜の10時。およそ７時間集中してチェックをしていたため、ヘロヘロになってしまった。軽く居酒屋で労をねぎらう。このままいつもの勢いで飲みに繰り出そうとかと思っていたのだが、明日締め切りである日光取材の写真データの現像加工という仕事が待っている。そそくさとホテルに帰り、パソコンと向き合う。

1月26日　木曜日　（曇り）

早朝ホテル近くのコンビニでＤＶＤ-ＲＯＭを買い、データを書き込む。そのＲＯＭを持って新大阪へ行き、レールゴーサービスで東京へ送る。玄関に書いてあったが、なんとレールゴーは今度の３月のダイヤ改正で廃止になってしまうらしい。地方に行くと良く利用していただけに、このサービスがなくなるのは残念だ。なにより当日東京に荷物が届くのが有り難かったのに・・・ 大阪駅がどんどん変わっている。北口駅ビルがもの凄いことになり、橋上駅舎になる予定だ。そのため以前撮った写真とは風景が異なっているため、今回再撮影することになった。新しくなった３．４番線ホーム、南口エスカレーター下などを撮影。 午後はＪＲ西日本本社にて、今後について打ち合わせをする。

1月2７日　金曜日　（晴れ）

昨晩、早朝と、新しい本を作りたくて、企画書を書く。 午後は巣鴨に行き、進行中の企画についての打ち合わせ。とりあえずはＪＲ東日本の大型ロータリー除雪車、通称特雪の取材をすることで話がまとまった。今年は雪が以上に多く、現在でも不通になっている線区もあるくらいで、特雪の出動回数も例年以上に多いらしい。 事務所に行き、写真のセレクトや貸し出しなどの雑用をする。 夜はＫ通新聞社の人たちと銀座で飲む。有名なおでん屋に行き、２次会（反省会？）は寿司屋という変則的なコース。結局終電を逃してしまい、タクシーで事務所に帰り、寝袋に包まって眠る。

1月28日　土曜日　（晴れ）

飲んでいるときはイケイケドンドンでとことんはしゃいでしまうのだが、こうして事務所で目を覚ますと、途端に不毛感と徒労感、そして後悔の念に苛まされる。一体いつになったらこの状況を打開できるのだろうか？　　朝のまぶしい日差しを受けそんなことを考えながら、自宅に帰る。 ヤマケイ「山陽・四国」の駅弁、そして昨日の大阪駅のデータ処理をする。 午後は溜まっていた取材費の清算だ。撮影にか飲むためなのにか？忙しかったため、秋の九州の頃から未清算が溜まっている。かなりふところも寂しくなってきたので、今日一気に領収書と格闘する。