5月15日　日曜日　（曇り時々雨）

朝から昨日の作業の続きをする。午前中に山陰のデータをＲＯＭに落として、マツモトの自宅に届ける。明日僕は事務所に行かないので、クライアントに納品してもらうためだ。 午後は鉄道関連の仕事をしている人たちの飲み会があった。この日は小田急新型ロマンスカーＶＳＥの展望席に乗車して、箱根の旅館を目指す。先頭部16席全て押さえてあったので、新宿駅からいきなりラウンジ仕様に。 箱根の宿は重要文化財に指定もされている、老舗旅館。ここで飲みまくって朝寝坊！　の青写真を描いていたのだが、この時期そんな訳には行くはずがない。明日からの取材に備え、夜の小田急電車と最終の京王井の頭線を乗り継いで、深夜自宅に戻ってきた。

5月16日　月曜日　（晴れのち曇り）

4時台の中央線に乗り込み、早朝の東京駅へ。始発の「やまびこ」に乗車して、某ＲＪ誌の取材に出かけるためだ。 都内は素晴らしい朝を迎えていた。「やまびこ４１号」に乗り込むが、あまりに眠いのでビールを飲んで仮眠をとる。仙台が近づくにつれて雲が増えてきた。取材先は案の定、雲ばかりだった。三陸鉄道内では虹も見えるほどの天気。つまりこの先は雨が降っているのだ。乗ろうと思っていた観光船も、強風のため欠航。夏に出版なのに、こんなので大丈夫なのだろうか。撮ってて不安になる。 釜石駅でＪＲ戦隊レンジャーのパネルがあったので、記念写真。今日は山田線吉里吉里の民宿に泊まる。

5月17日　火曜日　（曇り時々晴れ）

朝5時に起きたときは晴れていたが、今日もだんだん雲行きが・・・　　 途中三陸鉄道北リアス線内で降りた駅からまたまた別の観光船に乗ろうとリベンジを試みるも、こちらも欠航。とことん船にはついていない。 今日は予定を変えて弘前に泊まった。市内に津軽三味線のライブハウスがあるというので、物は試し、即行ってみた。1日約2回の生演奏が行われるのだが、なかなか面白い。地方から来た若者も三味線を弾いていて、伝統芸能を守ろうとする店の人や演奏者の意気込みに、ちょっぴり感動。思わず演奏者の名前が入った手ぬぐいを購入してしまう。

5月18日　水曜日　（曇りのち雨）

今日は五能線に。相変わらず天気は悪いが仕方がない。取材はそれなりに粛々と進んでいく。 五能線といえば、やはり不老ふ死温泉だろう。決めのポーズで記念写真を撮る。近年内風呂は建て替えられたらしく、かなりキレイになっていてビックリ。昔の古臭いイメージも良かっただけに、少々残念な気もする。しかし今までは混浴の露天風呂しかなかったのだが、建て替えにあわせて女性専用の露天風呂も併設されたので、女性客にも好評を得ているらしい。 今日は深浦の旅館に泊まる。

5月19日　木曜日　（曇りのち晴れ）

深浦町民は早起きだ。なにせ朝の5時に町中にチャイムが鳴り響くのだ。おかげで目が覚めてしまった。 始発の列車に乗り込むが、折からの強風のせいで、列車は25ｋｍの速度規制。これで五能線のダイヤは半日大幅に乱れまくった。 午後になると天候も回復の兆しが見える。列車の遅れも、もともと本数が少ないせいか！？どんどん回復してきた。取材の最終目的地弘前に戻ってきたときには、定時に戻っていた。 さて、取材は終わったが僕の仕事は終わっていない。来月出版の絵本の校正をしなければならない。今までの取材中も時間が空くたびにやっていたのだが、帰りの列車内でもひたすら時刻表と校正紙とニラメッコ。事務所に着き、マツモトと絵本の問題点をすり合わせる。最近マツモトは様々な校正に頑張っている。この日も夜遅くまで、仕事をしてくれていた。こんな時間まで悪いね！

5月20日　金曜日　（曇り）

朝7時にマツモトと事務所で待ち合わせ。午前中に昨日できなかったことを打ち合わせるつもり？だった。 しかし様々な複合要素が重なり、僕は4時間も遅刻してしまった。仕方がなかったとはいえ、ヤな顔一つしないマツモトが、仏様に見えてきた。いや、良く見るとただ単にマツモトは仏顔をしているだけだった。 午前中、編プロへ絵本の校正の打ち合わせ。午後は幼児誌新企画の打ち合わせ。夕方もう一度編プロへ。そして他の編プロなどをまわっていると、すでに夜。今夜中に僕は博多へ行かなければならないのに、まだ飛行機のチケットを取っていない。今日何時に仕事が終わるのか、分からなかったからだ。慌てて航空会社へ電話をするが、週末のこの時間帯ではどの便も満席。かろうじて最終のスカイエアマーク便を押さえることができた。 最近馴染みになった店「Ｈよし」に顔を出すが、すでにラストオーダータイムを過ぎていた。結局ママさんと従業員の子と、「Ｈよし」店じまい後に近くの別の店に行くことに。呼子のイカの活き作りを頼む。

5月21日　土曜日　（晴れのち曇り）

今日も寝不足。何故だろう？ 始発の「のぞみ」に乗り、小倉で「ソニック1号」を捕まえて、大分へ。これから久大本線の「トロッコ列車」の同乗取材だ。乗車中は天気も良く、撮影は無事終了。午後からは雲が多くなり、走りの写真は思うようにいかなかった。 夕方大分へ戻り、更なる絵本の色校チェック。夜になって大分大在港へ。昨日マツモトに神奈川の久里浜港から送ってもらっていたデリカを引き取りに。無駄なように思われるが、今後九州内で料理や物撮りがあるために、どうしても大型のストロボが必要なためだ。飛行機ではとても持って来られないので、車と一緒に東京から送ってもらったという訳だ。 鉄道カメラマンも楽ではないのよ。